こんにちは。元地方公務員で40代後半(男・妻子持ち)のカミタです。
このブログは40歳代後半にして地方公務員を退職し民間企業へ転職を果たした私カミタのお話しです。私が地方公務員になろうとした経緯から転職し、その後についてお話しをさせていただきたいと思います。このブログが同じような境遇にある方に少しでも勇気と人生のヒントをお届けできればと思います。どうぞよろしくお願いします!
それではさっそくどうぞ~!
第1章 実は初めから地方公務員になりたいわけではなかった
のっけから何言ってるのって感じですが(笑) 元地方公務員の私、実は別の公務員になりたかったのです。といっても年齢からも時代背景がお分かりの通り、大学卒業した当時はチョー寒い、極寒の就職氷河期が待ち構えていたわけです。元々専門的な国家公務員就職を目指して勉強していたわけなんですが、氷河期の大寒波にのまれ・・・目指していた専門職国家公務員試験に惨敗。その後、県庁、特別区、衆議院事務局、中核市の市役所を次々と受験するも・・すべて不合格(しかも筆記試験で不合格)。最後の砦でもあった防衛省三種試験を受験するもまたしても筆記試験不合格。まさに四面楚歌の状態で最後の最後に受験したのがとある田舎の自治体役所でした。その役所の試験は当時不人気で受験者数も就職氷河期時代にしては数人程度の低倍率。なにやらウワサではコネ採用もあるとか・・。そんな状況の中受験したものの私は「どうしても専門職の国家公務員になりたい」思いが強く就職浪人を決意。公務員試験予備校への入学手続きをしているところでした。
が・・・そのさなかに最後に受験した田舎の役所の一次試験合格の知らせが!
正直悩みましたよ。自分は専門職国家公務員を目指すんだって気合入ってる最中でしたから。でもですよ、「まぁ国家公務員試験の練習のつもりで面接試験でもやっておくか」程度で面接試験を受験することに。そして、面接試験受験1か月後・・・。
面接試験を突破し合格通知が!
う~ん。なんて言うか、当時のご時世で贅沢な悩みかもしれないのですが、正直・・悩みました。このままここにするか、蹴って目標の専門職国家公務員試験を受験するか・・・でも国家公務員も合格する確証もないし・・・いや悩みました。で、結論。
この役所も同じ公務員。とりあえず入ってみて合わなければ辞めればいいか(笑)
っていう軽い感覚で入庁を決意したのでした。その決意のもう一つの理由には親の存在があって、親を早く安心させたいっていうのも理由の一つだったんですけどね。
そんなわけで今から20数年前に私カミタは地方公務員生活をはじめることにしたのでした。
第2章 待ち構えていた地獄の公務員生活
とまぁひとまず役所で地方公務員ライフがはじまったわけですが、これがね・・私にとって(あくまで私の主観です)は想像以上の地獄でした。公務員のイメージって一般的に、楽な仕事・定時帰り・良い給料・安定した職種ってところですよね。概ね民間企業にお勤めの皆様には公務員が地獄って何甘えてるんだよと言いたくもなりますよね。ところがですよ、やはり合う合わないっていうのは公務員にもあるんですよ。少なくとも私にはこの職場は地獄の環境でした。その地獄は以下の通り。
・住民からの理不尽なクレームが日常茶飯事。お客を選べない。小さい街なのでその職員がどこに住んでいるかまで分かってしまう。肩身の狭い思いをすることに。
・部署によっては定時帰りなんてはるか遠くの事。
・異動したてなのに仕事を全く教えてくれない上司、同僚が出現。
・異動先の一つだった防災部署では気象台からの「警報」が発出されたら解除されるまで職場で待機。泊まり込みも多く、家庭持ちでも家庭事情はおかまいなし。「ホテル役所」なんていうのは何回も経験しました。また、火災発生時にも出動・・つまり24時間365日気を抜けないし旅行もできない環境。こんな部署を二人体制でこなせという暴挙。
・近年の人員削減による業務量増と複雑な行政事案により職員の心が壊れ始める。
・職員の心が壊れ始めることによる精神疾患で休職者が増大。私のいた職場では直近5年間で全職員のうち30%が療養休暇を経験してます。はっきり言って異常ですよね。職場専属の心理カウンセラーに「民間の会社組織だと倒産レベル」といわしめるほどです。
・心の病で休職者が何十人と出ているにも関わらず、パワハラ・セクハラを犯す頭のおかしな職員が出現。そういった職員を罰するどころか昇進させてしまう経営陣。
・めちゃくちゃになった組織構造の結果、若手から中堅が退職し始める。年間に正規職員10人退職した年もありました。小さな田舎の役所ですよ。正規職員が一人退職でも死活問題なんです。
我ながらこんな状況の職場で良く二十数年間も働いていたなと自分を自分で褒めたたえたいですね。
そして、めちゃくちゃな組織構造の中で精神的限界を感じた私はついに・・決断をするわけです。
そして3か月の転職活動の結果、とある会計事務所へ転職することを決断しました。
ところが、まだお話としてはハッピーエンドではなかったのです(笑)
続きは後日!!
お読みいただきありがとうございました。
<ご感想などございましたらよろしくお願いします。>
コメント